第一線で活躍する研究者×実践者×コンサルタントが教える 超実践的 マーケティング・ブランディングの 教科書

第一線で活躍する研究者×実践者×コンサルタントが教える 超実践的 マーケティング・ブランディングの 教科書

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本の詳細

本書は、マーケティングやブランディング(エクスターナル・ブランディングとインターナル・ブランディング)の戦略的なプロセスや仕組み、取り組みなどに関する理論的知識と実践的知識を同時に学習できるよう、わかりやすく解説するとともに、業界・業種を問わずあらゆる企業のマーケティングとブランディングの担当者や、この分野に関心を持つ若手社員が、実際に現場で実行可能な成功事例の活用方法や、実行時の注意事項などについてもわかりやすく提示している。

執筆者は、いずれもマーケティングとブランディングの第一線で活躍する日本の研究者と実務家、コンサルタントである。豊富な実務経験を通して培われた知識・スキルなど、従来のマーケティングやブランディングの教科書で取り上げられてきたような、単なる理論的知識や既存の成功事例の紹介に留まることなく、実践の場で経験したリアルな話も盛り込まれている。

とりわけ、第5章~第8章の内容は、執筆者自身がブランディング・コンサルタントとして、依頼主であるクライアント企業の課題を的確に把握して独自の価値提案を行い解決することで、高収益と競争優位性をもたらしたノンフィクションのサクセス・ストーリーである。また、そこでは、依頼主であるクライアント企業のブランド価値の向上を促すことで、得られた新たな実践知と戦略的活用方法についてわかりやすく噛み砕いて解説している。

本書が、マーケティングやブランディングに興味関心を持つ大学生をはじめ、営業職からマーケティング職に転身しようと考えている方、マーケティングやブランディングに従事したばかりの若手社員の方に役に立つことを期待している

 

発売日:2024年4月1日

 

著者: 徐 誠敏・編

田中 洋・長崎 秀俊・八幡 清信・扇野 睦巳・

蒲原 くみ・吉田 ともこ・武川 憲

サイズ:B5

ページ:154ページ

ISBN978-4-910911-13-7 

目次

目次

はしがき

第1章 マーケティングとブランディングの 戦略的活用の成功事例
1. はじめに
2. 外部環境の変化から市場機会を発見するための基本的プロセスとPEST分析:韓国企業の成功事例
2-1 LG電子の東南アジア市場向けの「蚊を退治するエアコン&テレビ」
2-2 オリオン製菓のインド市場向けの「植物性のチョコパイ」
2-3 サムスン電子のインド市場向けの「太陽電池で充電できる携帯電話」
2-4 外部環境の変化を市場機会に変えた「AOKI」の「パジャマスーツ」の事例
3. 「超顧客主義」が生み出す強いブランドづくり:Appleのスティーブ・ジョブズの事例
4. 成功事例から学ぶコーポレート・ストーリーの戦略的活用によるブランド価値の持続性
5. おわりに

第2章 消費者の購買意思決定
1. はじめに~購買意思決定とは
1-1 意思決定のプロセス
1-2 購入意思決定への影響要因
2. 購買意思決定のタイプ
3. 考慮集合の形成
4. 代替案決定規則
4-1 補償規則
4-2 非補償規則
5. 選択のための手がかり
5-1 ヒューリスティックス
5-2 市場の信念とシグナル

第3章 クラシエフーズ”ねるねるねるね”の ブランド要素活用戦略
1. はじめに―ブランド要素の戦略
2. ”ねるねるねるね”の誕生秘話
3. ”ねるねるねるね”開発時のブランド要素の開発戦略
3-1 ネーミング
3-2 シンボル
3-3 ジングルとスローガン
3-4 パッケージ
3-5 キャラクター
4. ”ねるねるねるね”リブランディングにおけるブランド要素の変更戦略
5. おわりに

第4章 カゴメ『つぶより野菜』による 購買意思決定戦略
1. はじめに ― 購買意思決定プロセス
2. カゴメによる通信販売事業のスタート
3. 通販専用飲料「つぶより野菜」の開発
4. 新規購入者の購買意思決定プロセス
5. リピート購入者の購買意思決定プロセス
6. まとめ

第5章 「OTOKO DESIGN」 ―人材が激減する 理容業界のブランディング事例
1. はじめに
2. 理容室のブランディグ事例
3. KOTOBUKIの当時の状況
4. ブランディングのはじまり
5. ブランドを3つの視点から見つめる
6. オンリーワンの魅力の素を見つける
7. ブランドの核をつくる
8. ブランド・パーソナリティとブランドの見える化
9. リアルとネットが連動したブランド体験
10. ブランディング後の成果
11. 新店舗オープンとブランドポートフォリオの見直し
12. おわりに

第6章 人も地域も育てる3つのブランディング 一緒に知識を創造し、「分かる」を「出来る」にする イノベーション
1. はじめに
2.Case1 株式会社ワークスマイルラボ(旧社名:株式会社石井事務機センター)の ビジネス・モデルイノベーション
3.Case2 株式会社タイチのクラウドファンディング
4.Case3 環太平洋大学の授業で生まれた産学連携ブランド「IPU Gibier(ジビエ)」
5. おわりに

第7章 「士業は、事務所ブランド×パーソナルブランドで成功する」 弁護士法人のブランディング事例から
1. はじめに
2. 北浜法律事務所と、業界の熾烈な競争環境
3. ブランディングのアウトライン
4. 取り組みの背景と課題
5. 自所にとってチャンスか、リスクか〜環境分析
6. 現在地を把握し、突破口をひらく〜3C分析
7. 誰に対してどんな価値を提供するのか〜STPマーケティング
8. 核となる顧客像をリアルに描く〜ペルソナ
9. 独自性をマップ上で可視化〜ポジショニング
10. 私たちはこれで行く〜ブランド・アイデンティティ
11. 企業ブランディングの基本構造
12. コミュニケーション戦略〜ブランドの世界観構築
13. ブランドの世界観を伝えるコンテンツ設計
14. おわりに

第8章 物流・ロジスティクス会社のインターナル・ブランディング :世代交代(リーディング・チェンジ)における ビジネス・モデル改革と組織風土変革の考察
1. はじめに
2. リブランディングに着手した背景
2-1 次世代(次期経営層)への事業継承の不安
2-2:解決策となるコーポレート・ブランドのリブランディング
2-3 取組対策
2-4 具体的な取り組み(手段・打ち手)
3. ブランド・アイデンティティの構築
3-1 【STEP1】 ビジネス環境分析(ビジネス機会の仮説を導く)
3-2 【STEP2】 仮説市場機会の細分化(セグメンテーション)
3-3 【STEP3】 細分化からの見込客選定(ターゲティング)
3-4 【STEP4】 KLSの理想的な顧客による独自性の検証
3-5 【STEP5】 KLSの本質的な提供価値(旗印となるブランド・アイデンティティ)
3-6 チームブランディングで得られた大きな成果
3-7 KLSの社員がホンキになった瞬間
3-8 社内浸透活動に向けて残された課題
3-9 理念体系の構築
4. 組織変革に向けた新経営理念体系の全社浸透
4-1【準備フェーズ】 インターナル・ブランディング プロセス1と2
4-2【実践フェーズ】 インターナル・ブランディング プロセス3と4と5
4-3【定着フェーズ】 シンボルプロジェクトの取り組み
5. おわりに

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参考文献

 

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